大阪府豊中市は、大栄環境株式会社と「災害廃棄物等の処理に関する基本協定」を締結し、大規模地震などの災害時に発生するがれきや壊れた家具などの災害廃棄物の撤去から処分までを一体的に迅速化する体制を整えます。協定により、発災直後から民間事業者の収集運搬・処理能力を活用し、市民生活の早期復旧を図るねらいです。
協定では、災害現場からの廃棄物の撤去・積込作業、仮置き場への収集運搬、本格的な中間処理・最終処分までを役割分担して行うことを定めます。災害廃棄物は通常のごみと比べて量が桁違いに多く、がれき、木くず、家電、危険物など種類も多岐にわたるため、事前に処理フローや受け入れ体制を決めておくことが、復旧のスピードを左右するとされています。今回の協定により、平常時から情報共有や連携訓練を行い、発災時に即応できることが期待されています。
協定締結式は令和7年12月11日(木)10時30分~11時00分、豊中市役所第一庁舎3階秘書課第1応接室で実施され、市長の長内繁樹氏と、大栄環境株式会社の大仲一正取締役常務執行役員兼営業本部長が出席します。今後、市は他の事業者や周辺自治体との連携も視野に、処理量の想定や住民への分別方法の周知などを進めるとみられ、広域的な災害対応力の底上げにつながるかが注目されます。
【協定・イベント情報】
災害廃棄物等の処理に関する基本協定締結式
豊中市役所第一庁舎3階秘書課第1応接室
大阪府豊中市中桜塚3丁目1番1号
source: PR TIMES
